消費豚はシステムエンジニアの夢を見ない

イチョウの葉が散り、いよいよ冬到来という季節になってきました。

 

研究の方は今年度に入ってからありとあらゆるトラブル*1に見舞われ進捗が息をしておらず、とりあえず就活が始まる前の2月までに実験魚を大量に量産して、就活中に稚魚が育つのを待つだけの状態に持っていかないといけません。

孵化までの時間から逆算すると1月末が実質的にデッドラインなので、今年の冬は初めての大学居残りでの年越しです。2月は中間報告の準備とインターンシップで終わりそうです。

地元に帰ることを楽しみに人生を生きているのでとても辛いです。

 

その代わりといっては何ですが、先日急遽帰省しました。

目的はインターンシップの参加です。

 

これまでの人生で職業選択の際は専門性を生かした職に就きたいと考えていた私ですが、気付けば大して興味のなかった水産学部に配属になり*2、魚に対する知識と興味が弱い*3自分が水産の専門職で生きていくというビジョンがいまいちピンと来ず、一方で本学部卒業生のメイン就職先業界の食品業界は売り手市場の中でも人気を誇り、高い競争率が続いている情勢。そもそも自分の中で食品業界といえば深夜のテレビに怪しい健康食品のCMを流して詐欺スレスレのことをしている印象が強く、高い競争率を勝ち抜いてまで行きたい業界ではないというのが正直なところ。

ならばどうするのか、というのが大学3年の頃からずっと自問してきた問いでした。

県庁の水産職を狙うのか、研究テーマ繋がりで醸造系の食品会社を目指すのか、それとも専門一切関係なしに公務員の一般行政職を目指す*4のか、いろいろ考えたもののなかなか考えを掘り下げることができずにいました。

 

自己分析もままならないまま迎えたM1の秋。インターンシップが話題に上る中、実験の進捗が死んでいた私は、インターンシップの応募に必要なガクチカ*5を考える精神的余裕すら持てずにいました。

そこで普段一緒にオンラインゲームで遊んでいる友人(社会人1年目)に相談したところ、ひとまず自分の性格の類型から適職診断をしたらどうかと勧められました。

結果はINTP型。知的好奇心が強く不合理に流されないいわゆるオタクタイプです。適職診断の結果は、研究者や専門職の他にライターなどのクリエイティブ系、コンサルタントなどのビジネス系が並ぶ中で、一番上に来ていたのがプログラマーなどのIT系でした。

 

調べたところ、選考無しでインターンシップを受けられるITコンサルの会社があり、ITやコンサルの適性が測れるのではないかと思い、急遽帰省して参加しました。

 

同じ班になった学生といろいろ話したのですが、東京の学生と地方の学生の就活に対する温度差を直視させられた感じがしました。言い訳ですが、地方の学生が東京に行ける機会というのは数えられるほどしかなく、既に東京にいてちょっとしたお出掛け感覚でインターンシップに行ける東京の学生は恵まれてるなというのが率直な感想でした。

 

コンサルのワークをやって思ったのは、前提条件の確認の大切さです。最初課題をボンと渡されていつまでに計画出してねと言われるのですが、情報の欠落が多過ぎていっちょんわからん*6となります。前提条件をいろいろと引き出した上で、相手にとって一番良い提案を考える必要があります。自分は「自分だったらこうする」という気持ちが先行してしまうので、その意味では少し向いてないのかなと思いました。ただ時間に追われてる時に焦らず平常心を保つのが大事ということで、自分のマイペースな部分はプラスなのかなと思いました。

 

ITの方のワークは、JavaでHiGH&LOWゲーム*7を作るというものでした。

事前にProgateで少しばかりプログラミングを予習していたのですが、Javaは完全にノーマークでガチ初心者としてこの課題に当たることになりました。

パソコンとJavaの参考書と例題答えが書かれた紙を借りた後、サクラエディタコマンドプロンプトの使い方を教えてもらい、そこから制限時間2時間でゲームを作っていくという流れでした。

public static void main(String[] Args){}という文字列やSystem.out.println();*8という文字列に困惑しつつ、例題を参考にしたり論理演算子の項目を読んだりして、何とか1時間で最初の課題をクリアできました。

流石にJava経験者は速攻で課題1をクリアしていましたが、それ以外の人はほとんど終わってないという状況だったので、これは案外行けるのでは?というのが正直な感想でした。あと暗号解読みたいで楽しめたので良かったです。

残りの1時間は繰り返しの終了のやり方を考えて時間を使い切りました。

eを打ったら繰り返しをやめて終了するというものでしたが、eを打ったら終了するという条件をそのまま打ち込んでもeの定義がループの中にあるので、「このeは何ですか」と言われてしまうのです。

正解はloopという別の関数を用意して、それが0の間は繰り返し、eを打った時だけloop=1にして終了するというものでした。

loopという別の関数を用意するというヒントはもらっていましたが、そんな使い方があったのかと驚きました。

課題1を突破した人でもほとんどの人は同じところで躓いていたので、ここが一番の山だったようです。

課題文を手書きでメモしたので、後で自力で最後まで作ってみようと思います。

 

普段アニメや動画を見るだけで自分から同人誌などを作ったりはしていない*9消費豚で、こういうものを作りたいという大志は持っていませんが、10年後には英語と同様にITスキルも持ってて当たり前という時代が来そうなので、今からでもプログラミングを勉強すれば将来何かと役に立つ気がします。

プログラミング未経験の消費豚で拾ってくれるIT企業があるかは分かりませんが、IT業界を目指してみる価値はあると思ったので、今まで迷走していた人生設計に一筋の光が差し込んだという意味では、今回インターンシップに参加して良かったと思いました。

 

ちなみにタイトルですが、今期放送中のアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のもじりです。刺激的なタイトルですが、先輩がバニーガール姿になるのは2回ほどです。

ヒロインたちの根深い悩みが原因でドッペルゲンガーや入れ替わりなどの厄介な怪奇現象が起きて、それに巻き込まれた主人公が奔走して解決するという物語なのですが、今まで自分が読んだラノベの中で一番面白く、帰省中に原作を最新巻まで読破してしまいました。

5巻までアニメ化され、来年には6,7巻の内容が劇場版として上映される予定です。青ブタシリーズの中で一番の山場なので、是非映画館で観たいと思います。

 

さて研究就活アニメといろいろ書いてきたわけですが、これで3000字余りだそうです。某社のインターンシップのエントリーに1000字のガクチカを書けと書いてあったのですが、1000字って思ってたより長いですね(震え声)いくつか挙げていいならすぐ書けそうですが、ひとつのことで1000字書くには思い出さないといけないことが多過ぎます。記憶に新しい部分という意味でも、長い期間取り組んだことという意味でも、研究について書くのが無難そうです。

ガクチカはいろんなところで必ず聞かれるので、今年中にはテンプレを作らなくてはいけませんね…

自己分析は黒歴史を直視しないといけないのでとてもしんどいですが頑張ります。

*1:PCRが上手く行かない・魚が卵を産まなくなる etc.

*2:学部学科分属で平均ちょい上の自分の成績で行ける生物系学部が水産学部だけだった

*3:強いて言うなら寿司が好きな程度

*4:一番の得意科目は社会科だったので公務員試験の文系科目の勉強もそこまで苦にならないと考えていた。勉強する時間があるかはともかく

*5:学生時代最も力を入れたこと

*6:全然分からない

*7:乱数を作らせてそれが基準値より高いか低いかを予想するゲーム

*8:printじゃあかんのか?(こなみ)

*9:強いて言うなら趣味関連のちょっとした記事を某会誌に投稿したり、EU4のプレイ結果をまとめてTwitterに流したくらい

カルピスジャンキーと言ったな、あれは嘘だ。

初投稿です。

先日前歯の詰め物の一部が欠けたので、2年ぶりに歯医者に行ったら虫歯が多くて歯科医にドン引きされました。

原因のひとつはどうやら間食代わりに常飲してるカルピスにより乳酸が生じて歯が溶けたためのようです。

カルピスへの愛を貫くか、アルフォート派に改宗するか、それとも修行僧となって解脱を目指すか。

究極の三択でしたが、結局食後に歯磨きするという普通すぎる解決策に落ち着きました。

昼食後研究室で歯磨きするとかなり目立ちますが背に腹は代えられないです。

歯医者の予約の空き状況がカツカツで隔週でしか治療できないので、いつ治療が終わるかわかりませんが、これからはもう少しカルピスを飲む頻度を減らそうと思います。